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2017.09.26

「遥かなるルネサンス」展 記念講演会

「遥かなるルネサンス」展の開催を記念して、講演会を開催します。講師は、本展の図録を監修いただいた東京造形大学教授・池上英洋先生です。定員は200名で、先着順となります。申込み不要ですが、当日正午より、講演会場入口にて入場整理券を配布いたします。(お一人様一枚配布)イタリア美術研究で知られる池上先生の興味深いテーマのご講演です。ぜひご参加ください。

記念講演会「イエズス会の美術戦略─宗教改革と世界伝道」
2017年9月30日(土)14時〜15時(開場13時30分)
会場:東京富士美術館/本館 ミュージアムシアター
料金:無料(ただし、展覧会の入場料金が必要、土曜は中小生無料)
申込:不要。定員200名
※当日正午より、講演会場入口にて入場整理券を配布(お一人様一枚配布)

■講師:池上英洋(いけがみ・ひでひろ)
 東京造形大学教授。1967年、広島生まれ。東京芸術大学卒業・同大学院修了。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史。日本文藝家協会会員。
 著書に、『レオナルド・ダ・ヴィンチ―西洋絵画の巨匠8』『イタリア・ルネサンス美女画集』(ともに小学館)、『ルネサンス歴史と芸術の物語』『イタリア 24の都市の物語』『恋する西洋美術史』(いずれも光文社)、『神のごときミケランジェロ』(新潮社)、『もっと知りたいラファエッロ』(東京美術)、『死と復活』『西洋美術史入門』『官能美術史』『残酷美術史』(いずれも筑摩書房)、『「失われた名画」の展覧会』(大和書房)など。

■内容:
 日本からはるばる海を越えて、四人の若き少年たちがイタリアの地に足を踏み入れたのは1585年のことです。この時、ヨーロッパ大陸では宗教改革の嵐が吹き荒れていました。新たに登場したプロテスタント勢力が徐々にその支配域を広げ、カトリック教会は対抗のための方策をとる必要に迫られます。これが「対抗宗教改革(カトリック改革)」です。美術様式における時代区分上「マニエリスム期」と呼ばれる16世紀の美術には、こうしたさまざまな宗教上の狙いが映し出されています。本講演では、対抗宗教改革を牽引し、また天正遣欧使節を企画したイエズス会の美術戦略を中心に、宗教改革と美術との関係と、アジアへの影響を皆さんと一緒に見てまいりましょう。

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