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2016.09.24

「漢字三千年」展の記者発表会を開催

9月20日14時より、東京・港区の明治記念館において、来月20日より東京富士美術館で開催する、海外文化交流展「漢字三千年〜漢字の歴史と美」の記者発表会が行われました。

中国文明のなかで生まれた文字として、3000年の長きにわたり人々に親しまれてきた「漢字」。本展は、その漢字に光を当てた日本初の本格的な展覧会です。

記者発表会では、主催者を代表し、日本中国文化交流協会の中野曉専務理事が「日中両国の深い結び付きを感じ、さらなる友情を深める機会に」と挨拶。当館の五木田聡館長は、中国との展覧会交流の歴史と本展の開催意義について紹介し、「展示作品は超一級、学術的にも最高級レベルの内容ですが、あまり固くならずに、来館者の皆様には、気楽な気持ちで、漢字という素晴らしい文化に触れていただければ幸いです」と挨拶しました。

駐日中国大使館の陳諍参事官は、本展が明年の中日国交45周年にふさわしい記念展になることを念願されました。続いて、当館の平野賢一学芸部長が展示構成と見どころを紹介しました。

本展の監修者である京都大学大学院の阿辻哲次教授が、文字が記録された文物を実際に鑑賞でき、漢字文化の変遷をたどることができる貴重な機会と語りました。学習院大学の鶴間和幸教授は、世界初公開の文字の刻まれた兵馬俑について、専修大学の土屋昌明教授が遣唐使の井真成墓誌について、それぞれの魅力を解説しました。

会期は10月20日(木)~12月4日(日)、月曜休館です。

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