
6月10日より、カナダの首都オタワにあるカナダ国立美術館にて、ロココ時代の女流画家である「エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン展」が開幕しています!
この展覧会は、ニューヨークのメトロポリタン美術館と同館の2会場で開催され、カナダでは初めてとなる大規模な「ヴィジェ=ルブラン展」です。同展では、《マリー・アントワネットと子どもたち》(ヴェルサイユ宮殿所蔵)や《自画像》(ウフィツィ美術館所蔵)など、ヴィジェ=ルブランの代表作がずらりと並び、その中で当館所蔵の《ユスーポフ公爵夫人》も日本からは唯一の出品作品として展示をされています。今回の展示では最後の部屋にヴィジェ=ルブランがロシアにいた時代に描いた作品がまとめて展示されており、同作品はその中でも中心の目を引く場所に展示されました。
当館では常設展示室2のバロック・ロココの絵画のコーナーに展示することが多いですが、今回は同時代のヴィジェ=ルブラン作品に囲まれて、普段よりも生き生きとしているようにも見えました。
9月11日まで開催される同展の成功とともに、当館の作品がより多くの方々に楽しんでもらえることを願っています。
同展HPはコチラ→ http://www.gallery.ca/vigeelebrun/en/