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2015.07.27

明日(7月28日)より《レダと白鳥》を特別展示

レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展の京都会場(京都文化博物館)と、仙台会場(宮城県美術館)で展示予定の《レダと白鳥》が、7月28日より東京会場(東京富士美術館)においても特別展示されることになりました。
レオナルドの構想に基づく「レダと白鳥」を描いたこの作品は、古代神話に由来する物語のギリシアの王女レダに恋した神ユピテルが、白鳥の姿に転身して彼女と交わり、2組の双子をもうけるというもの。
女性の裸体表現をともなうレダの主題は、イタリアでは15世紀から16世紀にかけてとりわけ人気を博し多数の絵画作品が制作されました。レオナルドもまた、レダの絵画を準備していたことが多数のスケッチから知られていますが、彼自身の完成した絵画作品は現存せず、作品の注文主についても不詳です。しかし、レオナルドの構想に由来する絵画が同構図で数点確認されているため、現在は失われた原寸大下絵が存在したと考えられています。
ミラノ万博のレオナルド展での展示を終えて来日、東京会場最終日の8月9日までの特別展示となります。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

☆特別展示作品
作者不詳(レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく)
《レダと白鳥》
1500-10年頃 油彩/板 130×78 cm
フィレンツェ、ウフィツィ美術館

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