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2015.06.22

ブラジルで「浮世絵名品展-北斎と広重の競演」が開幕!

6月20日(金)、ブラジル、クリチバ市のオスカー・ニーマイヤー美術館にて「浮世絵名品展-北斎と広重の競演」が開幕しました。

本展は、パラナ州日本移民入植100周年、また日本ブラジル外交関係樹立120周年を慶祝する公式行事の一環として開催される展覧会で、当館の浮世絵コレクションのなかから、葛飾北斎《冨嶽三十六景》、歌川広重《東海道五十三次》の代表作を中心に、写楽や歌麿の名品とともに、上方役者絵をあわせた70点を展観するものです。

オーケストラよる優雅な記念演奏で始まった開会式では、最初に当館創立者から展覧会に寄せたメッセージが紹介され、当館の平野学芸部長によるみどころ説明のあと、オスカー・ニーマイヤー美術館のヴォスニカ館長、ルイス・ニシモリ連邦下院議員らが挨拶に立ちました。

最後に、パラナ州のパウリーノ文化長官から挨拶があり、パラナ州知事からの心からの謝辞が紹介され、「文化は人間にとって最も大切なもので、芸術は社会の鏡です。今回の浮世絵は豊かな精神の現れであることが、良くわかります。本展が、私たちの未来のためにご成功することを念願します」との期待の声が寄せられました。

また、当館を代表して池田博正首席参事が出席し、来賓とともにテープカットを行いました。テープカットの後の特別鑑賞会では、多くの方々が、初めてみる北斎や広重の浮世絵に感嘆の声をあげ、美術談義に花を咲かせていました。

会場:オスカー・ニーマイヤー美術館/Museo Oscar Niemeyer, Curitiba
会期:2015年6月20日(土)〜8月2日(日)

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