
本日、13:30より「レオナルド・ダ・ヴィンチと『アンギアーリの戦い』展」を記念する講演会が創価大学(S202教室)において開催されました。
講演は前半と後半の2題。
前半では、東京藝術大学副学長・越川倫明教授より「《タヴォラ・ドーリア》について考える」と題して《タヴォラ・ドーリア》の謎にせまる様々な考察が紹介されました。
後半では、ハーヴァード大学博士課程のフランチェスカ・ボルゴ氏より「レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロの戦争画をめぐって」と題しての講演。
はじめにレオナルドの手稿から1505年の今日、6月6日の午前9時半に壁画の制作が始まったことを紹介。
そしてレオナルドとミケランジェロの2つの壁画を同時に考察することによって、ルネサンスを代表する2人の画家の作品が単なるライバル関係の作品として評価するのではなく、相互を補完し合う競作であり協調的な作品であった可能性について言及されました。
いずれも展覧会の歴史的な意義、学術的な意義を象徴する講演会となりました。
会場の定員360名を上回る多くのお客様が来場。今回の展覧会への皆様の関心の高さを感じさせる講演会でした。