
本日の展示作業もルーヴル美術館、アイルランド国立美術館、ナポリのカポディモンテ国立美術館の学芸員の立ち会いのもと、順調に進みました。中でも本日はアイルランド国立美術館から出品される1460年代に描かれた《アンギアーリの戦い》の大型の板絵が展示されました。「アンギアーリの戦い」を描いたレオナルド以前の絵画として現在知られている3点の装飾画の中でも最も重要な作品です。レオナルドが構想した構図の中で唯一残されている《アンギアーリの戦い》の「軍旗争奪」の場面との表現の違いを比べて見ることができる希有の機会となるでしょう。写真は作品の点検作業の様子です。こうした丁寧な点検作業ののち、展示室の壁面に飾られます。お楽しみに。