桜花が東京富士美術館を包み込み、万朶(ばんだ)と咲き誇る花曇りの本日、「101年目のロバート・キャパ」がオープンしました。
午後2時から当館学芸員によるギャラリートークを開催。
「戦争の世紀」を駆け抜けた報道写真家ロバート・キャパの生涯、その眼差しを貴重な当時のヴィンテージ写真などを前にその写真にまつわるエピソードをまじえながら紹介しました。キャパの人柄なども伝わる、わかりやすいトークにあっという間の約一時間で、参加者は最後まで熱心にトークに耳を傾け、質問していました。
10年ぶりの当館でのキャパのまとまったコレクション公開です。また、キャパがインドシナ戦争で地雷を踏み命を落としたときに携えていた、最後のカメラ(ニコンS)を特別展示しています。是非、この機会にご覧ください。
なお、今後も常設展示(西洋絵画)と「101年目のロバート・キャパ」のギャラリートークを毎週、交互に開催します。
次回は、4月11日(土)午後2時より西洋絵画のギャラリートークです。