
「とことんみせます!富士美の浮世絵」展の後期展示が始まったばかりの2月6日(金)午前中、八王子市立中野北小学校5、6年生約40名の児童の皆さんが鑑賞授業を行いました。2クラスに分かれて、歌川広重の保永堂版《東海道五拾三次》全五十五枚や歌川国芳の代表作《相馬の古内裏》を鑑賞した後、北斎の冨嶽三十六景《凱風快晴》のミニチュア版画体験コーナーに参加しました。その後の自由鑑賞の時間にはアートカードによる鑑賞を行い、自分の一番好きな作品をみつけ、その感想を書くワークシートなどに挑戦しました。対話型のギャラリートークでは、広重の叙情性あふれる《庄野》の雨や《蒲原》の雪の表現を通して多くの学びと気付きがあり、浮世絵について深く勉強することが出来ました。
最近人気の「妖怪ウォッチ」に登場する「妖怪ガシャどくろ」の参考にもなった骸骨が描かれた《相馬の古内裏》の前では興奮した人だかりができました。
浮世絵の会場を何度も鑑賞する熱心な児童の姿が印象的でした。
前期の作品と全作品が入れ替わりました。多くの皆様のご来館をお待ち申し上げております。