いよいよ「とことんみせます!富士美の浮世絵」の後期展示が始まりました!
後期展示では、歌川広重の保永堂版《東海道五拾三次》全五十五枚がご覧頂けます。広重の叙情性あふれる「庄野」の雨の表現や「蒲原」の雪の表現が見所です。
また本展では「第一章 江戸の浮世絵」に歌川国芳の小コーナーを設けています。ここでは歌川国芳の代表作《相馬の古内裏》がご覧頂けます。本作に登場する「がしゃどくろ」は、水木しげる氏の絵のモデルにもなり、最近では「妖怪ウォッチ」に登場する「妖怪ガシャどくろ」のモデルにもなっています。怖いなかにも、どことなくユーモラスを感じる作品です。
「第二章 上方の浮世絵」では、上方浮世絵を代表する柳斎重春の《三代目中村歌右衛門の自来也》が必見です。銀摺を施すなど卓越した摺彫技術には驚かされます。上方浮世絵を代表する一点です。
前期と後期で、すべての展示作品が入れ替わりましたので、前期をご覧になられたという方もぜひお見逃しなく。
やさしい日本語
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