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2014.10.27

愛媛県美術館でロバート・キャパ写真展開幕

10月25日、愛媛県美術館で「東京富士美術館所蔵写真展 ロバート・キャパと過ごす時間/光の風景へ」が開幕しました。[主催:「東京富士美術館所蔵写真展」実行委員会(愛媛県、南海放送)]12月1日(月)まで。

10月24日には開会式が行われました。開会式には当館の五木田館長と、キャパが戦後立ち上げた写真家集団「マグナム・フォト」の東京支社ディレクターの小川潤子さんも出席され、テープカットが行われました。開会式の後行われた内覧会では皆さんキャパの写真を熱心に鑑賞していました。

約20000点を数える当館の写真コレクションの中で、キャパ・コレクションはキャパの遺産を後世に伝えたいとの願いから弟コーネルが発案し、キャパの残した約70000点のネガより代表作937点の選定を行ったものです。これは「ディフィニティブ・コレクション」と呼ばれ、コーネルが創設したICP(国際写真センター)とハンガリー国立美術館、そして東京富士美術館に収蔵されています。

今回の展覧会ではこのキャパの写真に加え、キャパと親しい、また行動をともにしたゆかりの写真家たちの写真も交え展示構成されています。周囲の友人たちの写真と合わせて見ることでキャパの写真の魅力を改めて発見することができる展覧会となっているように思います。当館のコレクションが愛媛県美術館によるキュレーションで新たな見方を与えていただきました。

本展は愛媛県美術館のみの開催、会期は12月1日までです。ぜひお見逃しなく。

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