
八王子市立加住小中学校の小学部4年生42名の皆さんが常設展示室で鑑賞授業を行いました。
展示室に入ると始めに、作品の横についているキャプション(作品の情報が書いてあるプレート)のお話、壁の色や天井の照明についてのお話など、美術館という特別な場所でしか体験できない、展示室のさまざまな工夫について学びました。
続く2人の学芸員と1人のボランティアの学生によるギャラリートークでは、子どもたちと一緒に作品を観察しながら、作品を通してたくさんの対話を楽しむことができました。特にボランティアの学生が大きな絵の前で、作品から見えてくる物語について話すと、子どもたちは真剣に耳を傾け、1枚の絵をゆっくり鑑賞することができました。
最後にアートカードのクイズに挑戦。思い思いに展示室を巡り、お友だちや先生と作品について自由に意見交換をしながら取り組みました。興味をもった作品について、子どもたちは自主的に調べ学習を始めたりと、大変有意義な時間を過ごすことができたようです。