本展出品の印象派の名画を全点掲載。全作品解説付き。東京大学三浦篤教授、ルーアン美術館シルヴァン・アミック館長、ボストン美術館エミリー・ビーニー学芸員、印象派の専門家３名が論文を執筆されています。五木田聡館長による「解題」を読めば、この展覧会の背景と大意がよく理解できます。
表紙をめくると今回の出品作品が描かれたセーヌ川流域とノルマンディ海岸沿岸のマップがあります。図録の作品キャプションには、マップ上の地点を示す記号が付され、その作品がどこで描かれた作品なのか、簡単に知ることができるような工夫も。もちろん東京・福岡・京都の3会場での出品予定も出ていますので、お目当ての作品がどの会場で出るかをご確認いただけます。
近年まれに見るスケールで久々に開催される「本格的な」印象派展。印象派のエッセンスが凝縮されたこの一冊。２０００円と破格のお値段でご提供。２００ページのボリュームながら軽くて持ち帰りも楽ちんです。表紙はルノワールの《ブージヴァルのダンス》が目印！
ご来館の際はぜひ手にとってご覧ください。
