
当館は新年1月4日(金)より「100年前の現代アート“アーモリー・ショー1913”の作家たち」展を開催いたします。
1913年2月、ニューヨークの陸軍兵器庫(アーモリー/armory)という型破りな場所で、アメリカ合衆国で初めてヨーロッパの美術が大々的に紹介された国際近代美術展(International Exhibition of Modern Art)が開催されました。通称アーモリー・ショーと呼ばれるこの展覧会には、19世紀のアングル、ドラクロワから印象派、後期印象派、更にはデュシャンなどの20世紀美術まで、約1200点以上が展示。美術界のみならず、庶民のヨーロッパに対する心情までも大きく変化させ、美術史上、大変重要な展覧会となりました。
この歴史的な展覧会からちょうど100年を記念し、当館のコレクションにより当時の出品作家たちの油彩、パステル、版画、彫刻、写真、映像等約50点を展示し、ショーの位相を俯瞰します。開拓精神みなぎる100年前の現代アートの息吹をご堪能いただけましたら幸いです。
合わせて本展会期中には、イベントも盛りだくさん。毎週土曜日の14時から当館学芸員によるギャラリートークを開催。また、1月6日(日)、3月24日(日)、3月31日(日)には「こどもワークショップ」を開催いたします。
今後とも当館の展覧会を何卒よろしくお願い申し上げます。