
本展は当館が所蔵する約1700点のナポレオン・コレクションから厳選した約40点の作品を常設展示室6・7・8の3室で展示しています。展示の冒頭は若き青年時代のナポレオンを描いた絵画・彫刻作品からはじまります。今回は青年ナポレオンの素顔を伝える貴重な彫刻作品を紹介します。
青年ボナパルトの胸像
1798年
石膏・着色
高57.0cm、幅40.5cm、奥行32.5cm
ナポレオン・ボナパルトは、1796年にイタリア遠征軍司令官に任命され、イタリアに遠征します。モンテノッテ、ミレシモ、デーゴ、ロナート、カスティリヨーネ、アルコレなどで勝利を収めました。本作は、1798年に実際に若き日のナポレオンをモデルに制作されたと考えられている貴重な作品です。華々しい戦果をあげて歴史の舞台に登場した若き将軍の表情を写実的に捉えています。作者シャルル=ルイ・コルベはフランス王立絵画彫刻アカデミー会員でナポレオンの胸像やパリのガルーセル凱旋門のための彫刻を手がけました。
新館・常設展示室6にて展示中!12月24日(月・振替休日)まで
展覧会情報は下記URLをご覧下さい。
http://www.fujibi.or.jp/exhibitions/profile-of-exhibitions.html?exhibit_id=4201209281