
1983年11月3日の東京富士美術館創立以来、「世界を語る美術館」をモットーに掲げた当館のこれまでの展覧会やその他の文化活動にご理解とご声援をいただき本当にありがとうございます。当名曲コンサートもご鑑賞の皆様の応援の声をいただきながら、本日で実に100回目の開催を大成功で迎えることができました。素晴らしい晴天となった11月18日、出演は東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者を長年務め、テレビ・ラジオの独奏者として活躍の虎谷迦悦氏、東京交響楽団の初代コンサートミストレスを長年務め、当名曲コンサートの開催にご尽力いただいているヴァイオリニストの中山朋子さん、そしてピアニストの小野玲子さん、大澤のり子さんです。曲の背景や込められたメッセージなどを中山朋子さんはじめ演奏家の皆様が鑑賞者にわかりやすく語りかけ、素晴らしい名曲の演奏とともに、演奏家と鑑賞者が一体となった素敵なひとときとなりました。オーボエの名曲、そして「大楠公」や「荒城の月」変奏曲、「埴生の宿」変奏曲などに続いて最後に披露されたのが「母」の曲。そして、満場の拍手の中、アンコールは「昴」が披露されました。いよいよ100回を超えた名曲コンサート・シリーズ、これからのラインナップにどうぞご期待ください。