
ロシア人民芸術家(日本の文化勲章・人間国宝級に相当)の称号を持ち、ロシアの民族楽器「ドムラの王」と評される世界的音楽家ツィガンコフ氏。本日は奥様のロシア功労芸術家ピアニスト・シェフチェンコさん、そしてモスクワ音楽家協会専属ソリストのメゾソプラノ歌手・天野加代子さんが共演され、満場の美術館ロビーが驚きと感動の拍手でいつまでも鳴りやまない感動的で歴史的なコンサートとなりました。「ドムラ」はわずか3本の金属弦しか持たない楽器です。しかし、現代最高の3本弦ドムラ奏者であるツィガンコフ氏のまさに超絶としか形容できない演奏は、美しく時に情熱的で時に静謐な美も兼ね備えた音楽をつぎつぎと紡ぎ出していきます。それは文字通りロビーを埋め尽くした鑑賞者の感動と興奮を一曲ごとにぐいぐいと力強く引き出していくかのように見え、コンサート終了後の美術館ロビーにあふれた熱気は、このコンサートに参加された鑑賞者の皆様の感動の熱気であったことは間違いありません。そして、当代最高のドムラ演奏家ツィガンコフ氏がコンサート終了後に語ってくれたメッセージは次の通りです。「素晴らしい会場と素晴らしい聴衆の皆さんの前で演奏できたことに感謝します」