
通算86回目の開催を迎えた当館ロビーコンサート。美術と音楽をともに気軽に楽しんでいただける広場として、鑑賞者の皆様のご支援をいただきながら回数を重ねてくることができました。「文豪と印象派展」第1回の名曲コンサートは、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者を28年間務め、NHK-FMリサイタル、名曲アルバム等でテレビ、ラジオの独奏者として活躍されているオーボエの虎谷迦悦氏と、ピアニストの小野玲子さんによるステージです。曲目解説はヴァイオリニストの中山朋子氏が務めてくださいました。中山氏がインタビュアーになっての虎谷氏によるオーボエの楽器紹介では、虎谷氏のきさくで暖かな人柄で、演奏家と鑑賞者一体の笑いあふれる和やかな雰囲気が心に残りました。名曲を楽しく鑑賞する、晴天に恵まれたすてきなロビーコンサートとなりました。