教育プログラム
2020年度学芸員実習を実施しました
8月31日(月)より学芸員実習を行いました。
当館では、大学教育における博物館学芸員養成に協力するため、本年度は学芸員養成課程を履修し、各大学から推薦を受けた7名(7大学)の学生を受け入れました。
実習は、当館の学芸員が講師となり、講義と実技のカリキュラムを組み、全6日間実施されました。9月6日(日)実習最終日には、期間中の課題である展覧会企画の研究発表を行なうなど、有意義な充実した実習となりました。
「がんばれ先生!東京新聞教育賞」を受賞
八王子市立陶鎔小学校と連携し、当館を舞台に開催した地域鑑賞会、サタデーコミュニティー「あそびじゅつかん」の実践記録(執筆・同小学校 中根誠一 教諭)が「第22回 がんばれ先生!東京新聞教育賞」を受賞しました。
「あそびじゅつかん」の名前の通り、展示室でクイズをしたり、彫刻を真似てポーズをとったり、AR(拡張現実:AugmentedReality)やVR(仮想現実:VirtualReality)のアプリケーションを使用してゲーム感覚で絵画に親しんだりと、毎回工夫を凝らしたプログラムで幼児から大人まで楽しく美術鑑賞を行いました。
東京新聞掲載記事はこちらから。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/event/kyoiku/list/2020/CK2020032102000117.html
「がんばれ先生!東京新聞教育賞」詳細はこちらから。
https://www.tokyo-np.co.jp/event/kyoiku/
過去の「あそびじゅつかん」の記事はこちらから。
2019.06.25
サタデーコミュニティ「あそびじゅつかん」(1)
2019.07.25
サタデーコミュニティ「あそびじゅつかん」(2)
2019.09.20
サタデーコミュニティ「あそびじゅつかん」(3)(4)
「フランス絵画の精華」展 講演会開催
1月10日(金)、創価大学文学部教授の伊藤貴雄氏による講演会「コリオラヌスの肖像~シェイクスピア、プッサンから、ベートーヴェンまで」を開催しました。
本展の主要作品であるニコラ・プッサン《コリオラヌスに哀訴する妻と母》を題材に、同じくコリオラヌスをテーマにしたシェイクスピアの悲劇「コリオレーナス」やベートーヴェンの序曲「コリオラン」などをわかりやすく紐解きながら、様々な角度から人々にインスピレーションを与え続けてきたコリオラヌス像に迫りました。
終了後は質疑応答も活発に行われ、大変有意義な講演会となりました。
本展は1月19日(日)まで。皆さまのご来館をお待ちしております。
2020.01.15小中学校団体鑑賞レポート/八王子市立元八王子東小学校
12月20日(金)、八王子市立元八王子東小学校4年生46名の皆さんが来館され、鑑賞授業を行いました。
今回は、美術館と創価大学の連携授業である「ミュージアム・エデュケーションⅡ」を受講している教育学部の学生が、常設展示室で4箇所に分かれて子どもたちへギャラリートークをしました。学生たちは事前に子どもたちの反応を思い浮かべながらギャラリートークを考え、練習してきました。
実際の子どもたちは想像力が大変豊かで、予想外の反応もたくさんあり、学生たちにとっては実り多き実践の場となったようです。
子どもたちも学生のユニークな問い掛けに、楽しく豊かな美術館体験となったようです。
これからも地域との連携を大切に、学びの拠点として有意義な教育活動を行って参ります。
2019.12.262019年小中学校鑑賞教育〜1年を振り返って
今年も残すところあと数日。
本年もたくさんの小中学校の皆様にご来館いただき、美術館を活用したさまざまな取り組みが展開されました。
八王子市をはじめとする小中学校の団体でのご利用は、28校2144名でした(2度目以上の来館は1校と数える。昨年は20校1684名)。
教育プログラム・鑑賞教育レポート記事一覧→
https://www.fujibi.or.jp/index/fujibi-info/education-program.html
大学生や学校教員によるギャラリートーク、東京都中学校美術教育研究大会の開催、児童・保護者・地域が一体となった鑑賞教室「あそびじゅつかん」での一連の取り組みなど、美術館を地域の体験的な学びの拠点として主体的に活用する団体が増え、八王子市内のみならず、近隣地域からの来館も増えました。
特に夏休みは美術部をはじめとするクラブ活動の一環で「山本二三展」の鑑賞に都内各所から多くの学校が訪れました。
これからも、地域に開かれた美術館へと成長して参ります。
明年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。
*写真は創価大学教育学部「ミュージアム・エデュケーションⅡ」受講生によるギャラリートーク
2019.12.26小中学校団体鑑賞レポート/八王子市立城山小学校
12月19日(木)、八王子市立城山小学校の5年生93名の皆さんが来館され、鑑賞授業を行いました。
図工専科の教員とともに、創価大学のボランティアの学生、学芸員がそれぞれ子どもたちに対話をしながらギャラリートークをしました。五感を研ぎ澄まして作品をじっくりと見る中で、子どもたちからは想像力豊かな意見が次々と出ました。
自由鑑賞の時間では、それぞれ気になった作品を見つけ、その作品を見てどんな感じがしたか、なぜそう感じたかをワークシートに書き込みました。
子どもたちからは「音や時間帯を想像して見れて楽しかった」「背景も細かいところまで色々描かれていてすごいと思った」などの感想が寄せられました。
2019.12.21日野市教育委員会企画の鑑賞教室を開催
12月13日(金)、日野市教育委員会が運営するわかば教室の児童・生徒および引率者、約30名が来館されました。
はじめに、常設展示室を学芸員と対話をしながら巡り、彫刻の前では皆でポーズをとるなど、楽しく絵画や彫刻作品に親しみました。
その後、自由時間では開催中の「フランス絵画の精華」展を鑑賞。最後には、浮世絵版画体験コーナーで葛飾北斎の版画を制作するなど、充実したひとときとなったようです。
東京都中学校美術教育研究大会を開催
12月6日(金)、当館および八王子市立第五中学校にて第37回東京都中学校美術教育研究大会が開催されました。
当館では、「絵を見つめ、世界を想像する」というテーマで八王子市立由井中学校2年生30名の鑑賞研究授業が行われました。生徒たちは事前授業で当館の作品を印刷物で鑑賞し、そこから想像した物語を絵と文章で表現しました。当日は生徒たち自らが本物の作品を前に、事前に想像しながら表現した絵と文章を紹介し合いました。
生徒からは「本物の作品が教室で見たものと全然違い、さらに新しい想像が膨らんだ」「本物の作品を見るという貴重な体験ができ、色使いや筆致、そして描いた画家にまで想像が及んだ。この体験を今後の人生に活かしたい」等の感想が寄せられました。さらに視察した教員からは「地域にある美術館を活かした良い連携授業でした」「今後、さらに美術館を活用し、子供たちの学びに活かしたい」等の感想が寄せられました。本鑑賞授業のサポートを創価大学教育学部のミュージアム・エデュケーションⅡの受講生が担い、学生にとっても有意義な学びの場となりました。
小中学校団体鑑賞レポート/八王子市立恩方第一小学校
11月26日(火)、八王子市立恩方第一小学校の4年生、約60名が来館し、常設展示室にて鑑賞授業が行われました。
はじめに、創価大学のミュージアム・エデュケーションⅡを受講しているボランティアの学生によるギャラリートークが行われました。「どんな会話が聞こえてきそう?」「実際の写真と比べてみると、どこがちがうかな?」など、学生からのユニークな問いかけに、子どもたちも作品をじっくり見ながら楽しく作品と向き合いました。
続く自由時間では学んだことを生かして、想像力を膨らませながら鑑賞しました。
子どもたちからは、「いろんな絵があってびっくりしたけれど、どの絵にも意味があることがわかった」「本物の作品をたくさん見ることができて良かった」などの感想が寄せられました。
サタデーコミュニティ「あそびじゅつかん」(3)(4)
8月31日および、9月14日の土曜日、八王子市立陶鎔小学校の児童や保護者、地域の皆さん約50名が地域鑑賞「あそびじゅつかん」で来館されました。
8月31日にはバックヤードツアーを開催し、美術品を大事に守るという美術館の大切な機能について学びました。
9月14日には陶鎔小学校の飯澤公夫校長先生がブロンズ彫刻ができるまでのレクチャーを行い、その後、実際に館内の彫刻作品について様々な角度から楽しく学びを深めました。
「あそびじゅつかん」は、土曜を中心に児童・保護者・教員・地域の方が一体となって取り組む課外活動「サタデーコミュニティ」の一環の取り組みで、今回は約半年間にわたり陶鎔小学校と当館を舞台に美術に親しむ活動を行ってきました。
この活動も終盤を迎え、参加者にとって美術館が非日常の場所から身近な場所へと変化しつつあるようです。












開館情報
■開館時間:
10:00~17:00
(16:30受付終了)
■所在地:
〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
■電話番号:
042-691-4511
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東京富士美術館
住所:〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
TEL:042-691-4511
開館時間:10:00~17:00
(16:30受付終了)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は
開館。翌火曜日は振替休館)
JR八王子駅 北口
始発から12:29発までは西東京バス14番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
12:31発以降は、(ひよどり山トンネル経由)西東京バス12番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
(八日町経由)西東京バス11番のりばより)
・創価大学循環
いずれも「創価大正門東京富士美術館」で下車
京王八王子駅
西東京バス4番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
JR拝島駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。
JR秋川駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。