企画協力展情報
「世界遺産 大シルクロード展」作品紹介(2)
マニ教ソグド語の手紙 11世紀初め 一級文物 トルファン博物館
現在開催中の「世界遺産 大シルクロード展」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
マニ教の最高位の僧侶である慕闍(もじゃ)の、アリヤーマーン・プフルという人物に宛てたソグド語の手紙です。 差出人は、慕闍に次ぐ称号を持つシャフルヤール・ザーダグです。中央には、受取人への敬意を示すために極彩色の絵が添えられています。金箔押しで祈願文「高位聖職者に栄光あれ」と書かれており、マニ教の白い帽子や楽人の姿が描かれています。その右側には朱印が押されるなど公文書的な性格が強い文書といえます。ソグド語は、6世紀頃に生まれ、7-8世紀以降、中央アジアにおける有力な国際共通語として東西交渉に重要な役割を果たしました。マニ教はペルシアのマニが創始した宗教で、中国にも進出していきました。
「世界遺産 大シルクロード展」作品紹介(1)
六花形脚付杯 唐・8世紀 一級文物 山西博物院
現在開催中の「世界遺産 大シルクロード展」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
真上から見た形が六花形になっている脚付き杯です。側面には貴族が馬に乗って狩猟に出かける場面や、獣や鳥、花など6場面をあらわし、余白を細かな魚々子文(ななこもん)で埋められています。台座の上面から軸にかけては、輪繋ぎの唐草文が線刻で表されています。さんぜんと輝く金器は唐時代の華やかさを象徴しています。このような脚付きの器はシルクロードを通って伝えられました。
日野市教育委員会企画の鑑賞授業を開催
9月22日(金)、わかば教室(日野市)の小・中学生が鑑賞授業のため来館されました。
参加した児童・生徒の多くが美術館訪問は初めてでしたが、引率の先生と一緒に作品を鑑賞しながら自身が疑問に思ったこと、好きなところなどを話し合いました。
現在好評開催中の「世界遺産 大シルクロード展」も鑑賞しました。
「世界遺産 大シルクロード展」が開幕!
9月15日(金)「日中平和友好条約45周年 世界遺産 大シルクロード展」の開会式が行われました。
中国の9省2自治区にわたる27の博物館、研究機関の出品協力により、シルクロードの名宝約200点を紹介します。
本展は、本日9月16日(土)より12月10日(日)まで開催します。
写真左より、忍田和彦東京富士美術館理事長、鈴木将史創価大学学長、譚平中国文物交流中心主任、呉江浩中華人民共和国日本国特命全権大使、青柳正規「大シルクロード展」名誉顧問、山内健朝日新聞社メディア事業本部文化事業専任本部長、杉本由美子東京富士美術館理事
特集展示「シルクロードと日本」が公開されました
新館常設展示室第6室では、特集展示「シルクロードと日本」〜池田大作先生と平山郁夫先生が紡いだ文化交流の足跡〜を公開しています(2024年2月12日まで)。
敦煌莫高窟の入口には、これまで敦煌の文化財保存のために種々の支援を行なった貢献者を顕彰する人物紹介パネルが設置されていますが、そこにも二人の名前と業績が記されています。
本展示では、二人の人物とシルクロードの親密な関係を表す美術作品、模写絵、出土文物、資料などを通して、日本に残されたシルクロードの記憶と回想の品々を紹介します。
京王プラザホテル八王子とコラボ企画をします!
9月16日(土)より開幕する「世界 大シルクロード展」にちなみ、京王プラザホテル八王子にて秋の賞味会があります。
京王プラザホテル八王子にて当館学芸員による説明を聞きながら中華料理を堪能し、その後実際に展覧会をご覧いただけます。
詳しくは、こちらより(外部ページ:京王観光に移動します)ご確認ください。
タルボット公開記念クロストークを開催
8月5日(土)、タルボット公開記念クロストーク「杉本博司× 伊藤俊治〜写真の起源・タルボットをめぐる旅」を開催しました。
本イベントは、「とことん魅せます!富士美の写真コレクション」展における当館所蔵のフォックス・タルボットのヴィンテージ作品の初公開を記念して企画され、世界的な写真家で現代美術作家の杉本博司氏と、日本における写真評論・写真史学の第一人者である美術史家の伊藤俊治氏による対談が実現したものです。
会場では、杉本氏がタルボットのネガを自らの手によって現像した作品群とともに、非常に幅広い知識人であったタルボットの語源学者としての一面が紹介されたほか、写真誕生前夜の18世紀に流行したクロード・グラスという視覚装置が話題にのぼり、タルボットのネガポジ法発明への道程、そして現代に続く写真史などに思いをめぐらせました。
本展は今月27日(日)まで。タルボットのヴィンテージ作品が週替わりで展示されているほか、杉本氏によるタルボットのネガをプリントした作品が特別出品されています。
北京・国家大劇院にて「時代の顔―東京富士美術館蔵 西方人物絵画精品展」が開幕
2023年8月4日(金)、中国北京市にある国家大劇院(国立舞台芸術センター東展示ホール)にて「時代の顔―東京富士美術館蔵 西方人物絵画精品展」がオープンしました。
東京富士美術館が所蔵する西洋絵画コレクションより人物画にスポットを当て、56点が公開されています。
本展は、11月12日(日)まで開催されています。
※画像はいずれも国家大劇院より提供
石川県立美術館にて「東京富士美術館所蔵 東西近代絵画名品展」が開幕
2023年7月28日(金)、「北國新聞創刊130年 東京富士美術館所蔵 東西近代絵画名品展」の開会式が、石川県立美術館(金沢市)で行われました。
開会式には、東京富士美術館より五木田聡館長、金子朗常務理事が出席しました。
東京富士美術館が所蔵する近代西洋絵画、近代日本画、新版画にスポットを当て、59点が公開されています。
本展は、8月27日(日)まで開催されます。
写真中央左が砂塚隆広北國新聞社社長、左から2番目が青柳正規石川県立美術館館長、中央右が五木田館長












開館情報
■開館時間:
10:00~17:00
(16:30受付終了)
■所在地:
〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
■電話番号:
042-691-4511
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東京富士美術館
住所:〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
TEL:042-691-4511
開館時間:10:00~17:00
(16:30受付終了)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は
開館。翌火曜日は振替休館)
JR八王子駅 北口
始発から12:29発までは西東京バス14番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
12:31発以降は、(ひよどり山トンネル経由)西東京バス12番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
(八日町経由)西東京バス11番のりばより)
・創価大学循環
いずれも「創価大正門東京富士美術館」で下車
京王八王子駅
西東京バス4番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
JR拝島駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。
JR秋川駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。