企画協力展情報
「ムーミンコミックス展」特設ショップのご案内
現在開催中の「ムーミンコミックス展」では、特設ショップにたくさんの会場限定ムーミングッズを取り揃えております(通信販売は行っておりません)。
ご来館の際は是非、特設ショップもお楽しみください。
皆さまのご来館を心よりお待ち申し上げております。
※当館では、新型コロナウィルス感染症の拡大防止対策をとっております。来館される皆さまにおかれましては、「ご来館の皆様へのお願い」をご確認いただいた上で、お越しくださいますようお願い申し上げます。
©︎Moomin Characters™️
「ムーミンコミックス展」が開幕!
6月18日(土)「ムーミンコミックス展」が開幕しました。
ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソンによるムーミンコミックスは1947年にスタート。1954年イギリスの「イブニング・ニューズ」紙で連載が始まり、弟ラルスの協力を得て、20余年にわたり続きます。
本展ではムーミンコミックスにスポットを当て、日本語未翻訳となっているストーリーやコミックスだけに登場する個性的なキャラクターの設定画やスケッチ、原画など日本初公開となる280余点を紹介いたします。
同時に新館・常設展示室1~6室では「東京富士美術館蔵 西洋絵画 ルネサンスから現代まで」、7室では「乗り物写真展」をご紹介させていただきます。
皆さまのご来館を心よりお待ち申し上げております。
※当館では、新型コロナウィルス感染症の拡大防止対策をとっております。来館される皆さまにおかれましては、「ご来館の皆様へのお願い」をご
確認いただいた上で、お越しくださいますようお願い申し上げます。
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「乗り物写真展」開催中
新館・常設展示室7では、当館の約2万点の写真コレクションの中から、古今東西の乗り物の写真に焦点を当てた展示「乗り物写真展」を開催中です。
古来より現代にいたるまで、重要な移動手段として共存してきたウマやラクダなどの家畜から、船、機関車、自動車、飛行機、そして20世紀後半の宇宙船まで、先人たちの知恵と努力により、数々の乗り物が生み出されてきました。
本展では、人類と乗り物の歴史を写真で俯瞰いたします。特に、ライト兄弟の飛行実験を記録し続けた写真家ウィリアム・プレストン・メイフィールドによるライト兄弟の写真や、NASA(アメリカ航空宇宙局)によるスペースシャトルの写真も見どころです。
宇宙旅行の時代が到来している今、人類の乗り物の歴史は、人類の移動の歴史、そして人類の世界観を広げる歴史であることに改めて気づかされることでしょう。
※前期展示:6月11日(土)〜7月24日(日)、後期展示:7月26日(火)〜8月28日(日)
「ムーミンコミックス展」展示作業が始まりました!
6月18日(土)から開幕するムーミンコミックス展の展示作業が順調に進んでおります。
ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソンによるムーミンコミックスは1947年にスタートしました。
日本語未翻訳となっているストーリーやコミックスだけに登場する個性的なキャラクターの設定画やスケッチ、原画など、日本初公開となる280余点を紹介いたします。
会場にはムーミンをはじめ、ムーミン谷のなかまたちのオブジェがたくさんあります。
ムーミン谷のなかまたちと一緒に、皆さまのご来館をお待ちしています!
「旅路の風景展」作品紹介(8)
「旅路の風景展」作品紹介(8)
吉田博《光る海(「瀬戸内海集」より)》1926年(大正15年) 木版多色刷
現在開催中の「旅路の風景展」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
吉田博が本格的に私家版木版画の制作に着手したのは、三度目の欧米旅行から帰国した1925年(大正14年)。この『瀬戸内海集』シリーズはその翌年に制作されました。《光る海》はそのシリーズ第一作目にあたります。
時刻は日暮れでしょうか。凪の海に二艘の帆船が静かに浮かんでいます。水平線に沈みゆく夕陽が、空をほんのり紅く染め、海原に美しい光の道をつくりだしています。波間に反射する光彩が、丸ノミによる彫り跡によって見事に表現されていて、博の木版画表現に対する卓越した理解と技術を見ることができます。
この作品は故ダイアナ元英国皇太子妃が、ロンドンにあるケンジントン宮殿の執務室に飾っていたことでも知られています。
「旅路の風景展」作品紹介(7)
川瀬巴水《馬込の月(「東京二十景」より)》昭和5年(1930)木版多色刷
現在開催中の「旅路の風景展」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
《馬込の月》は巴水の代表作としてとても人気のある一点で、大田区馬込の風景です。この一帯は、江戸時代までは郊外の農村地帯でしたが、明治9年に大森駅が開通し、別荘地としての開発が進みます。その後、多くの文士、いわゆる文筆家や芸術家が移り住み、「馬込文士村」とも呼ばれるようになりました。 川瀬巴水も昭和5年にこの馬込(現在の大田区南馬込)に洋館を新築して移り住んで来ます。
この絵では、満月を背景に、三本の松が、とても美しいシルエットを形作っています。農家の窓からもれる灯りが、夜の帳が下りた田園風景に、人の温もりを添えてくれます。
ここに描かれた三本松は、室町時代か戦国時代に植えられたと伝えられる樹齢5~600年の松の木で、馬込のランドマークとして長年親しまれていました。 残念ながら昭和初期に失われてしまいましたが、現在も「三本松塚」や「三本松」バス停、「三本松交番」といった表記にその名残を見ることができます。
展覧会調印式を行いました
5月11日(水)、今秋神戸で開催される「もうひとつの顔 ロバート・キャパ セレクト展」の調印式を神戸新聞社本社(兵庫県神戸市)にて執り行いました。
神戸新聞社を代表して高梨柳太郎代表取締役社長、東京富士美術館を代表して五木田聡館長が調印しました。
会場:神戸ファッション美術館
会期:2022年9月10日(土)〜11月6日(日)
※写真左が高梨社長
「旅路の風景展」作品紹介(6)
歌川広重《東海道五拾三次之内 御油 旅人留女》天保4-5年(1833-34) 木版多色刷 横大判錦絵
現在開催中の「旅路の風景展」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
『東海道五拾三次』のなかでも、最もユーモラスな作品の一つです。御油(ごゆ)は今の愛知県豊川市にあった宿場町。この御油の少し先には赤坂の宿場があったので、宿の競争が激しく、日暮れになると、絵のように「留女(とめおんな)」と呼ばれる女性たちが客の奪い合いをしていました。
絵のなかでは、女に風呂敷を引っ張られている男が必死に抵抗しています。後ろの男も袖を引っ張られて困惑している様子で、コミカルなコントの一場面のようです。右の旅籠には、わらじを脱いで桶で足を洗っている人がいます。よく見ると、宿の壁には文字が書かれた札がたくさん掲示されています。壁に大きく丸で「竹之内版」と書いてあります。これは『東海道五拾三次』の版元(出版社)の保永堂の主人、竹之内孫八の名前です。別の札には「五拾三番(ごじゅうさんばん)」「東海道続画(とうかいどうつづきえ)」「彫工治朗兵ヱ(ほりこうじろべい)」「摺師平兵衛(ほりしひらべい)」「一立斎圖(いちりゅうさいず)」と書かれています。これらは、この浮世絵の出版に携わった版元や職人たちの名前で、この版画に関わった人が分かる貴重な情報にもなっています。
「旅路の風景展」作品紹介(5)
葛飾北斎《冨嶽三十六景 凱風快晴》天保1−天保3年(1830-32)頃 木版多色刷 横大判錦絵
現在開催中の「旅路の風景展」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
凱風というのは、初夏に吹く穏やかな南風のことをいいます。青空にはうろこ雲が浮かんでいます。富士山の赤茶けた地肌の部分に、縞模様のような版木の木目が見えます。この木目がちょうど山肌の様子を表しているようで、この作品の魅力の一つになっています。
通常、浮世絵で使われる版木(山桜の板)の数は5枚程度。版木は無駄なく両面に彫りを行います。摺りの工程は10~20回程度ですが、この《凱風快晴》では、主版1枚、色板2枚の合計3枚の版木、7回の摺りで完成します。一切の無駄を削ぎ落として完成したのがこの《凱風快晴》なのです。このシンプルで洗練された美しさに、構図の面白さを追求した北斎の本領が発揮されています。
「旅路の風景展」作品紹介(4)
吉田博《渓流》1928年(昭和3年)木版多色刷
現在開催中の「旅路の風景展」に出品されている作品をご紹介させていただきます。
吉田博の作品には、海や池、湖、渓流といった水をモチーフに、光の反射や水の流れ、水面に映る風景などを繊細に描き出したものも多くあります。
この作品は、1910年(明治43年)の第4回文展に出品した油彩画《渓流》(福岡市美術館所蔵)をもとに、流れ落ちる水の動きに焦点を絞って画面を再構成したものです。本図の版木を彫るに当たり、複雑な水の流れの部分は博自身が1週間かけて彫ったといい、あまりにも根をつめたため、歯を痛めてしまったといいます。淡青の摺り重ねによって表現された水の透明感、鋭いノミの彫り跡によって描写された水流の勢い、線の一本一本までおろそかにせず彫り出された渦巻く波の力強さなど、ここには自然に対する博の畏敬の念が込められているようです。
本作は、当時の木版画では規格外の大きさを誇る特大版として制作されています。伝統的な木版画の摺りの工程では、版木や和紙を湿らせて色を摺り重ねるため、それぞれに伸び縮みが生じます。摺師は日頃の勘を頼りに版木と和紙の収縮率を計算しながら作業を行いますが、特大版ともなると、全ての色をズレなく正確に合わせて摺ることが非常に困難となります。このような特大版の制作は画家、彫師、摺師にとって、挑戦的な仕事だったのです。












開館情報
■開館時間:
10:00~17:00
(16:30受付終了)
■所在地:
〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
■電話番号:
042-691-4511
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東京富士美術館
住所:〒192-0016
東京都八王子市谷野町492-1
TEL:042-691-4511
開館時間:10:00~17:00
(16:30受付終了)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は
開館。翌火曜日は振替休館)
JR八王子駅 北口
始発から12:29発までは西東京バス14番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
12:31発以降は、(ひよどり山トンネル経由)西東京バス12番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
(八日町経由)西東京バス11番のりばより)
・創価大学循環
いずれも「創価大正門東京富士美術館」で下車
京王八王子駅
西東京バス4番のりばより
・創価大正門東京富士美術館行き
・創価大学循環
「創価大正門東京富士美術館」で下車
JR拝島駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。
JR秋川駅 ※1時間1本程度運行
*詳細についてはアクセスをご覧ください。