W. Eugene Smith: A World of the Photojournalist
開催期間 2022年3月20日(日)~2022年6月5日(日)
主催:東京富士美術館
フォト・ジャーナリズムの歴史に偉大な足跡を残したドキュメンタリー写真家、W.ユージン・スミス(William Eugene Smith, 1918-1978)。アメリカ・カンザス州に生まれ、14歳で写真に興味を持ち、17歳の時、ニューヨークで目にした日系写真家の作品に感銘を受け、高校在学中より地元の新聞に写真を発表することからキャリアをスタートさせました。やがて、週刊誌『Newsweek(ニューズウィーク)』、続いてグラフ雑誌『LIFE(ライフ)』のカメラマンとなり、『The New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』やファッション誌『Harper's Bazaar(ハーパーズ バザー)』等、有名出版物のフリーランス写真家としても活躍しました。 スミスは日本に縁が深く、太平洋戦争に従軍し、サイパンや硫黄島、沖縄を取材。日本人の惨状に哀れみの感情を抱きながら、彼自身も沖縄戦で砲弾の爆風を受け左腕損傷等の重傷を負いました。1961年からは日本企業の日立を取材。その後、1971年にアイリーン・美緒子と結婚し、熊本県の水俣に3年余滞在し、水俣病の実態を丁寧に取材。1975年、彼の遺作となる最後のフォト・エッセイ『MINAMATA(写真集 水俣)』をアイリーンと連名で出版すると世界中で大反響を呼び、翌年、ロバート・キャパ賞を受賞しました。 本展では当館が所蔵する約50点の作品から24点を選りすぐり、前期と後期に分けて紹介いたします。第二次世界大戦末期から『MINAMATA(写真集 水俣)』出版までのおよそ30年間の彼のフォト・ジャーナリズムの世界観をご覧ください。
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