Memorial exhibition for The 100th anniversary of the birth of Eugene Smith: From TFAM’s Permanent Photography Collection
開催期間 2018年10月7日(日)~2018年12月24日(月)
主催:東京富士美術館
本年は、フォト・ジャーナリズムの歴史に偉大な足跡を残したドキュメンタリー写真家、W.ユージン・スミス(William Eugene Smith, 1918-1978)が誕生してより100年の節目を迎えます。 ユージン・スミスはアメリカ合衆国、カンザス州に生まれ育ち、14歳で写真に興味を持ち、17歳の時、ニューヨークで目にした日系写真家の作品に感銘を受け、地方新聞の写真撮影からそのキャリアをスタートさせました。その後、ノートルダム大学の写真奨学金を受けましたが、1年後にはその地を離れ、18歳でプロの写真家を目指してニューヨークに移りました。そこでは報道週刊誌『Newsweek (ニューズウィーク)』のスタッフとして働くかたわら、『LIFE (ライフ)』、『Collier's (コリアーズ)』、『The New York Times (ニューヨーク・タイムズ)』、ファッション誌『Harper's Bazaar (ハーパーズ バザー)』等、有名出版物のフリーランス写真家として活躍しました。 日本には縁が深く、第二次世界大戦中は太平洋戦争に従軍し、サイパンや硫黄島、沖縄を取材。日本人の惨状に哀れみの感情を抱きながら、スミス自身も沖縄で日本軍の飛翔弾によって左腕損傷等の重傷を負いました。2年間の療養ののち、『Country Doctor (カントリー・ドクター)』(1948)、『Spanish Village (スペインの村)』(1950/51)、『A Man of Mercy (慈悲の人)』(1954)など、彼の傑作となるフォト・エッセイに挑みました。 1961年からは日本企業の日立を取材。1971年から3年余りを熊本県の水俣に滞在し、水俣病の実態を丁寧に取材し、最後のフォト・エッセイ『MINAMATA (写真集 水俣)』が出版されました。 本展では生誕100年を記念して、当館が所蔵する約50点のヴィンテージ・プリントから選りすぐり、1945年から『MINAMATA (写真集 水俣)』出版までの約30年間の彼のフォト・ジャーナリズムの世界観を展観します。
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