Splendid Scenes of Showa—Capturing the Beauty of Japan from a Bygone Era: From TFAM’s Permanent Photography Collection
開催期間 2017年4月1日(土)~2017年7月9日(日)
主催:東京富士美術館
「昭和」というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。 時代は、第一次世界大戦後の金融恐慌から、第二次世界大戦を経て高度経済成長期へと、変動に満ちたものでした。近代における日本の「日本らしさ」を形作るには余りある、実に62年と14日間(1926年12月25日より1989年1月7日まで)という、世界で最も長く続いた元号*でもありました。それゆえに昭和は、今でも日本のひとつの原風景として、また最近では「昭和ロマン」としてなつかしまれる対象となることも多くあるようです。 その昭和に魅了された2人の写真家がいます。第一次世界大戦後1930年頃の日本を撮影したシゲミ・ウエダと、20世紀を代表する報道写真家ロバート・キャパです。シゲミ・ウエダの作品はどれも一幅の名画のような詩情にあふれ、日本の風土への愛情を感じとることができます。一方、ロバート・キャパの作品は人物に焦点が当てられており、とりわけ幼い子どもたちに向けられたあたたかな眼差しからは日常の中に平和があることを私たちに教えてくれているようです。 本展が皆さんにとっての昭和をなつかしむ、また若い世代の方にはご両親や祖父母が生きた時代を想起する機会となれば幸いです。 *次に長い元号は中国清朝の康熙61年間、乾隆60年間 [作品図版]ロバート・キャパ《東京、日本 1954年4月》ゼラチン・シルバー・プリント/ Robert Capa, Post World War Ⅱ. Japan. 020, Gelatin D.O.P (Gelatin Silver Print) *前期のみ展示 [5月22日(月)の休館日に展示替を行います]
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