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EXHIBITION OVERVIEW展覧会詳細

[特集展示]生誕100年記念 キャパ・ビンテージコレクション<後期>

From the Collection of the Tokyo Fuji Art Museum: Vintage Prints by Robert Capa (Part Two)

開催期間 2013年11月19日(火)~2014年1月5日(日)

休館日:月曜休館(祝日の場合は開館。翌日火曜日が振替休館)年末年始(12月27日〜1月1日)

開館時間:10:00~17:00(16:30受付終了)

会場:東京富士美術館:新館・常設展示室7〜8

主催:東京富士美術館

OVERVIEW概要

このたび、当館の開館30周年を記念し、また報道写真家ロバート・キャパ(1913年10月22日−1954年5月25日)の生誕100年を記念して、キャパが撮影した後すぐに戦場等で現像された貴重なビンテージ・プリントを特別公開いたします。キャパの人生の中でも、特に1936年より1939年の4年間、キャパ20代の若き日にフランス、スペイン、中国等で撮影した作品群を中心に、戦火にあっても、真っすぐに人間らしく有りのまま生きる子どもたちや人々の姿に焦点を当て、前期と後期に分けて36点を公開いたします。“ビンテージプリント(vintage print)”とは、作家が撮影時の感動や情緒を最も良く伝えられる「撮影直後にプリントされたもの」という意味で用いられます。キャパの写真の場合は、ドキュメンタリー、報道の分野なので、「硝煙の漂う戦場、または速報性を要するために可能な限り撮影現場の近くの現像施設で速やかにプリントされ、全世界にニュース原稿として使われたもの」といえます。加えて当時は、現代のように写真を美術品として販売することを目的とし、版画のように枚数を決めてプリントするということはありませんでした。大抵は撮影後の数枚(印刷原稿、保管用、友人へのプレゼント用等)のみのプリントであったことから、特別に貴重な希少性の高いものといえます。今回展示しているスペイン市民戦争の写真は、バルセロナの共和国軍の宣伝機関の現像所、またはパリのキャパのスタジオに送られてプリントされたものです。同じく展示中の1938年の中国の写真は、国内の大都市の現像所において撮影後すぐに現像されています。中国では現像を行う熟練者が不足していたため、多くの場合、現像時に砂などが入り失敗もあったようです。こうした希少性、そして撮影時の臨場感を存分に味わうことができるのは、まさにビンテージプリントの醍醐味といえるでしょう。戦場で自らも死と向き合いながら、愛と勇気をもって撮影を続けたロバート・キャパ。彼の人間への尽きない興味と深い慈愛にあふれた眼差しを感じとっていただけましたら幸いです。

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