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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

狗子之図 Puppies

寛政年間初め(1790前後)頃/紙本墨画着色 軸装

106.5×41.5cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

3匹の仔犬が愛らしい表情を見せながら佇んでいる。画面左側に何か興味をそそるものがあったのだろう、2匹は左に視線を送っており、その心の動きをも感じ取ることができる。明和8年(1771)頃には《写生図巻》を制作し、小動物を複数の角度から写生して残している。「狗子図」では天明4年(1784)に手がけた《朝顔狗子図杉戸絵》が代表的であるが、本作はその後、人気を博した応挙の狗子図の派生作品の一つといえる。

ARTIST作家解説

円山応挙

Maruyama Okyo1733-1795

丹波国桑田郡穴太村(京都府亀岡市)に農家の次男として生まれる。円山派の創始者。本姓は藤原、のちに源、姓は円山、字は仲均、仲選。通称を岩次郎、左源太、主水。号は一嘯、夏雲、仙嶺などを用いたが、1766年(明和3)名を氐から応挙に改めて以後、没年までこれを落款に用いた。はじめ、内裏の御用絵師であった石田幽汀に学んだ。眼鏡絵の制作に従事し修行を続け、精緻な写生と大胆な構成で新時代の京都画壇をつくった。63歳で没。

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INFORMATION作品情報

出品歴

2020年6月1日 (月)~7月5日 (日)

日本美術の巨匠たち 島根県立美術館(島根、松江市)

2019年11月2日 (土)~12月22日 (日)

絵画でランデヴー−東西美術の出逢い− 和泉市久保惣記念美術館(大阪、和泉市)

2019年8月25日 (日)~9月29日 (日)

百花繚乱 ニッポン×ビジュツ展 北斎、広重、若冲、応挙 大集合!風神雷神から日本刀まで 京都文化博物館(京都、京都市)

2018年3月24日 (土)~5月27日 (日)

大江戸展 長崎県美術館(長崎、長崎市)

2017年7月28日 (金)~8月26日 (土)

江戸絵画の真髄展 〜俵屋宗達から伊藤若冲、渡辺崋山まで江戸絵画260年をたどる〜 金沢21世紀美術館(石川、金沢市)

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