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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

脇指 銘 近江守助直 Wakizashi: Signed ‘Oumi no Kami Sukenao’

摂津 江戸時代前期(17世紀)/鉄、鍛造

刃長43.2cm、反り1.0cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

本作は、身幅広く肉置きもどっしりして、地鉄は小板目が詰んで地沸が一面に厚くつき、刃文は得意の濤乱刃を焼き、匂口が非常に明るく冴える優品である。

ARTIST作家解説

助直

Sukenao

近江守助直は、寛永16年に近江国野洲郡高木村で生まれ、俗名を孫太郎といい、大阪に出て二代目の津田越前守助廣の門に学び、後にその妹聟になったと伝える。寛文9年に近江守を受領し、天和2年より津田姓を名乗る。銘は「近江国住助直」「近江守高木住助直」などが普通だが、初期銘には希に「近江大掾藤原助直」と切ったものがある。また、天和頃から師匠の津田を冠し「津田近江守助直」などと切っている。作風は、師匠の創始した躍動感あふれる濤乱刃をよく継承するも、助廣の濤乱刃とはやや相違して、より整って綺麗な刃文に見え、覇気の点では一歩譲る。他に互の目乱・湾たれ・直刃も焼くがいずれも小沸がよくつき匂口が明るく冴え、出色のものは師匠に迫るものがある。

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