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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

刀 銘 大和大掾藤原正則 Katana: Signed ‘Yamato Daijo Fujiwara Masanori’

越前 江戸時代前期(17世紀)/鉄、鍛造

刃長70.3cm、反り1.5cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

本作は、鳥居反りで身幅重ねともに尋常な姿をしており、鍛えは板目肌に地沸つき、鎬地柾がかる。刃文は互の目乱れに処々尖り刃、鎺元に小乱れが交じるなど、地刃ともに出色の出来を示した優品である。

ARTIST作家解説

正則

Masanori

戦国時代末期、越前は織田信長が平定した後、柴田勝家が入封し大規模な築城を行ない大きく発展する。江戸時代に入ると、結城秀康67万石の城下となり、それに伴い幾多の刀工たちが移住する。大和千手院広長の子下坂康継が近江国から、京の堀川國廣の門人山城守國清が信濃国から、山城国からは大和大掾正則らが移住して越前鍛冶となり互いに覇を競い繁栄する。なかでも山城から移住してきた正則は、山城国三条吉則の末裔と伝えられ、本国は丹後宮津で、京都にも住していたが、その後、越前福井に移り松平秀康の長男忠直のお抱え工となる。大和大掾受領は慶長13年頃。作刀に見る年紀は慶長13年、元和2年、寛永元年、慶安4年などがある。

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