文政6年(1823)/木版多色刷 大判錦絵三枚続の右
38.4×26.8cm
SUMMARY作品解説
ARTIST作家解説
丸丈斎国広、寿好堂よし国、戯画堂芦ゆき
Ganjosai Kunihiro, Jukodo Yoshikuni, Gigado Ashiyuki
国広は、文化から天保年間(1804−1844)にかけて活躍した上方の浮世絵師。江戸の初代歌川豊国の門人だったと思われるが、画風は江戸の浮世絵というよりも、上方独特の粘り強い筆致で役者をとらえている。上方浮世絵師としては多くの作品を残しており、北洲に匹敵する力量を感じさせる。 よし国は、文化年間から天保元年(1804−1830)頃に活躍した上方の浮世絵師。芦国の門人と思われる。北洲に次ぐ絵師として、芦ゆきや国広らとともに上方役者絵の普及に貢献した。また狂歌師としても活躍した。門人には政国、梅国、芝国、多美国などがいるが、その多くが狂歌でのよし国とのつながりから、役者絵を手がけるようになった絵師である。 芦ゆきは、文化10年(1813)頃から天保6年(1835)頃まで上方で活躍した浮世絵師。はじめ有楽斎長秀の門人として絵を学び、のちに浅山芦国の門人となった。役者の表情やしぐさなどの大胆な表現に優れた手腕を発揮し、よし国や国広とともに、文政年間(1818−1830)の上方浮世絵の中心を担った。門人に幸国がいる。
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