文政12年(1829)/木版多色刷 大判錦絵二枚続の左
39.8×26.6cm
SUMMARY作品解説
ARTIST作家解説
柳斎重春、丸丈斎国広
Ryusai Shigeharu, Ganjosai Kunihiro1802-1853, fl. 1821-1849 / fl. 1813-1835
重春は、文政4年頃から天保年間(1821−1844)にかけて活躍した上方の浮世絵師。享和2年(1802)に長崎に生まれ、幼少時に父と大阪に出、絵師としての修行を積んだ。独学で絵を学んだとの説もあるが、国広や江戸の絵師柳川重信に師事したと考えられている。役者のひいき筋の人間が余技として浮世絵を制作していた上方において、最初に職業浮世絵師となった人物である。その力量は同時代の北英と双璧をなしている。 国広は、文化から天保年間(1804−1844)にかけて活躍した上方の浮世絵師。江戸の初代歌川豊国の門人だったと思われるが、画風は江戸の浮世絵というよりも、上方独特の粘り強い筆致で役者をとらえている。上方浮世絵師としては多くの作品を残しており、北洲に匹敵する力量を感じさせる。
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