SUMMARY作品解説
ダリはスペイン出身の画家で、本作が撮影された1929年にパリへ移り、シュルレアリスムのグループに加わった。同年、詩人ポール・エリュアールの前妻ガラと結婚している。マン・レイは自伝の中で当時のダリについて、細身で小さなちょび髭をたくわえ、話しをする際は一方的でまともなやり取りができなかったと記している。本作からもその容貌は見て取れる。ダリは奇矯な言動により、1934年にグループを除名されるが、その後はアメリカなどにも拠点を広げ、制作活動を続けた。
ARTIST作家解説
マン・レイ
Man Ray1890-1976
アメリカの画家、写真家、造形作家。ダダ、シュルレアリスムの代表的作家。フィラデルフィアに生まれ、パリで没。マルセル・デュシャンらとニューヨーク・ダダの運動を起こした後、1921年パリに渡り、多くのシュルレアリスト(出会った当時はダダイストと呼んだ)と出会う。前衛写真の先駆者で、レイヨグラフやソラリゼーションの技法による実験的な作品を発表した。自由な発想、斬新な感覚、現代的な詩とユーモアをもって、絵画、版画、写真、彫刻、オブジェなど、ジャンルを超えた独創的な作品を残した。
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