大和 鎌倉時代後期(14世紀)/鉄、鍛造
刃長50.7cm、反り1.4cm
SUMMARY作品解説
本作は、大磨上げながらも、地刃ともに龍門鍛冶の特徴を示しており龍門作と極められた数少ない一振である。
ARTIST作家解説
伝 龍門
Attributed to Ryumon
奈良県吉野町上市から大宇田へ通じる道筋に、龍門という地域があり、中世、龍門寺の荘園として栄えた。龍門鍛冶は、大和千手院派に属し、文保・嘉暦の頃、龍門寺の僧兵の需要に応えて活躍した。作風は反りが高く、小鋒で重ねが厚く、古雅で優美な太刀姿を示している。大和物には銘や年紀のない物が多く、千手院派も然りで多くが大磨り上げ無銘の極め物となっている。
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INFORMATION作品情報

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