竹貼源氏蒔絵提重 Picnic Box with Design of the Scene from the Tale of Genji in Maki-e Lacquer
江戸-明治時代(19世紀)/木製漆塗
高30.2cm、幅34.7cm、奥行20.6cm
SUMMARY作品解説
提重は重箱の一種で、花見遊山など屋外での酒宴等に便利なように、携帯用重箱として工夫されたもの。提鐶(さげわ)のついた全体に竹が貼られた枠型の中に重箱、竹製の酒瓶、杯、銘々皿などを一具として組み入れている。竹の生地に、源氏物語の車争いの場面が蒔絵の高度な技術を施して描かれている。手提げ部分に用いられた七宝金具なども質の高い優品。幕末から明治期の富裕層の注文によって作られたものと考えられる。
INFORMATION作品情報
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