SUMMARY作品解説
ポワレは当時パリで最も人気のあるファッション・デザイナーで、マン・レイは1922年頃、画家フランシス・ピカビアの妻ガブリエルを介して知り合った。ポワレはマン・レイの感性を買い、自身の新作を自由に撮影することを依頼した。ポーズや背景、小道具などに独自の工夫を凝らし、アート性を具えたマン・レイのファッション写真はたちまち注目を浴び、『ヴォーグ』誌や『ハーパース・バザー』誌を飾るとともに、ココ・シャネルをはじめ別のデザイナーからも依頼を受けることとなった。
ARTIST作家解説
マン・レイ
Man Ray1890-1976
アメリカの画家、写真家、造形作家。ダダ、シュルレアリスムの代表的作家。フィラデルフィアに生まれ、パリで没。マルセル・デュシャンらとニューヨーク・ダダの運動を起こした後、1921年パリに渡り、多くのシュルレアリスト(出会った当時はダダイストと呼んだ)と出会う。前衛写真の先駆者で、レイヨグラフやソラリゼーションの技法による実験的な作品を発表した。自由な発想、斬新な感覚、現代的な詩とユーモアをもって、絵画、版画、写真、彫刻、オブジェなど、ジャンルを超えた独創的な作品を残した。
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