1916年、1980年モダンプリント/ゼラチン・シルバー・プリント
37.5×27.6cm
SUMMARY作品解説
マン・レイとデュシャンは1915年秋、リッジフィールドで出会った。二人は母国語しか話せず、会話もままならないまま、ネットなしのテニスを楽しんだという。二人はすぐに共鳴し、ニューヨークでのダダ運動を計画する。本作は出会って間もない頃のデュシャンのポートレイト。マン・レイは同年開催された自らの個展の出品作品を撮影するために、初めてカメラを手にしているが、本作からはすでにその操作を十分修得していることが分かる。
ARTIST作家解説
マン・レイ
Man Ray1890-1976
アメリカの画家、写真家、造形作家。ダダ、シュルレアリスムの代表的作家。フィラデルフィアに生まれ、パリで没。マルセル・デュシャンらとニューヨーク・ダダの運動を起こした後、1921年パリに渡り、多くのシュルレアリスト(出会った当時はダダイストと呼んだ)と出会う。前衛写真の先駆者で、レイヨグラフやソラリゼーションの技法による実験的な作品を発表した。自由な発想、斬新な感覚、現代的な詩とユーモアをもって、絵画、版画、写真、彫刻、オブジェなど、ジャンルを超えた独創的な作品を残した。
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