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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

セルフ・ポートレイト(ソラリゼーション) Self-portrait

1932年、1977年モダンプリント/ゼラチン・シルバー・プリント

30.0×21.7cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

ソラリゼーションは、マン・レイの助手であり恋人であったリー・ミラーが、ある時暗室の中で足下のネズミかなにかに驚き、うっかり電灯をつけてしまったことがきっかけで生まれた。現像中のネガに作用し、黒いはずの背景は白くなり、裸体の輪郭に黒い線がのこったのである。その効果で裸体は宙に浮かび、不思議な後光に包まれているように見えた。マン・レイはこの現象を「ソラリゼーション(陽光効果)」と名付け、新しい技法として発展させた。

ARTIST作家解説

マン・レイ

Man Ray1890-1976

アメリカの画家、写真家、造形作家。ダダ、シュルレアリスムの代表的作家。フィラデルフィアに生まれ、パリで没。マルセル・デュシャンらとニューヨーク・ダダの運動を起こした後、1921年パリに渡り、多くのシュルレアリスト(出会った当時はダダイストと呼んだ)と出会う。前衛写真の先駆者で、レイヨグラフやソラリゼーションの技法による実験的な作品を発表した。自由な発想、斬新な感覚、現代的な詩とユーモアをもって、絵画、版画、写真、彫刻、オブジェなど、ジャンルを超えた独創的な作品を残した。

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