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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

アネミック・シネマ(貧血症の映画) Anémic Cinéma

1925年(1926年公開)/白黒・サイレント(約5分間)、16ミリフィルム

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

マルセル・デュシャン、マン・レイとマルク・アレグレによる共同制作した映像。本作はデュシャンとデュシャンの兄の元を訪れた際に自転車の螺旋のところを撮影したという。「anemic」とは貧血症の意とともに「cinema」の綴りを逆にしたような言葉でもある(厳密には「n」と「m」をさらに逆にする必要がある)。渦巻き模様や語呂合わせ、格言風の文字が描かれた円盤が交互に回り続けるという内容で、最後にローズ・セラヴィ(デュシャンが女装した架空の女性)のサインが映し出される。

ARTIST作家解説

マン・レイ

Man Ray1890-1976

アメリカの画家、写真家、造形作家。ダダ、シュルレアリスムの代表的作家。フィラデルフィアに生まれ、パリで没。マルセル・デュシャンらとニューヨーク・ダダの運動を起こした後、1921年パリに渡り、多くのシュルレアリスト(出会った当時はダダイストと呼んだ)と出会う。前衛写真の先駆者で、レイヨグラフやソラリゼーションの技法による実験的な作品を発表した。自由な発想、斬新な感覚、現代的な詩とユーモアをもって、絵画、版画、写真、彫刻、オブジェなど、ジャンルを超えた独創的な作品を残した。

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