SUMMARY作品解説
マン・レイは1921年7月にパリへ渡り、同年12月にはリブレリー・シス画廊でパリで初めての個展を開催した。本作は、この個展の初日にマン・レイと作曲家のエリック・サティが知り合い、2人でカフェに出かけた帰りに通りかかった金物屋でマン・レイがアイロンと鋲を購入し、展示した。マン・レイは展覧会を企画したフィリップ・スーポーへの贈り物にしようとしたが、原作は初日のうちに何者かに盗まれてしまったという。彼はこの紛失したオブジェを幾度もリメイクしている。
ARTIST作家解説
マン・レイ
Man Ray1890-1976
アメリカの画家、写真家、造形作家。ダダ、シュルレアリスムの代表的作家。フィラデルフィアに生まれ、パリで没。マルセル・デュシャンらとニューヨーク・ダダの運動を起こした後、1921年パリに渡り、多くのシュルレアリスト(出会った当時はダダイストと呼んだ)と出会う。前衛写真の先駆者で、レイヨグラフやソラリゼーションの技法による実験的な作品を発表した。自由な発想、斬新な感覚、現代的な詩とユーモアをもって、絵画、版画、写真、彫刻、オブジェなど、ジャンルを超えた独創的な作品を残した。
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INFORMATION作品情報

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