灰陶加彩鷹匠 Figure of Hawker, Painted Earthenware
唐(8世紀)/
高42.1cm、幅17.1cm、奥行10.3cm
SUMMARY作品解説
鷹狩は古代中国の王侯、貴族のとくに好んだ遊びであり、それに従うのはこのような鷹匠である。鷹狩は古代ペルシャにその起源があり、西方から伝えられた遊戯である。本作品はフエルトの帽子を冠った俑。男性と思われるが、心持ち表情がやさしく、頬がふっくらしており、男装の麗人かもしれない。唐時代の壁画や、俑にはこうした麗人がよくみられる。しかし服装はまったく同じ。折り返した幅広の襟の付いたコートを羽織り、胴のところで細いベルトで縛っている。ベルトには飾り紐を数本垂らせている。胴の下の着物には襞があり、ズボンをはいていたのか。いま彩色は剥落しているが、朱や褐色、黒、緑の絵具で彩色されていた。
INFORMATION作品情報

出品歴
2012年9月8日 (土)~11月25日 (日)
中国陶磁名品展 兵庫陶芸美術館(兵庫、篠山市)



