加彩案 Table, Painted Earthenware
後漢(1-2世紀)/
高10.2cm、幅40.6cm、奥行30.0cm
SUMMARY作品解説
耳杯は「さかずき」のことで、案はお盆をさす。本来は漆器で作られるが、これは墓の副葬品として土で作られており、赤と黒の絵具で彩色することで漆器の質感を表している。杯と案は一具であり、そろっているのは珍しい。おそらく華北の前漢墓から出土したと考えられる。冥界での死者の宴を願い、副葬したのである。さらには華北では華南産の漆器が人気があったことが窺えて興味深い作品である。
INFORMATION作品情報

出品歴
2012年9月8日 (土)~11月25日 (日)
中国陶磁名品展 兵庫陶芸美術館(兵庫、篠山市)





