1912年/インクと鉛筆、紙
25.4×33.0cm
SUMMARY作品解説
画廊で目にした画家ロバート・ヘンリの作品に惹かれ、フェレール・センターでの彼の授業を受講していたというマン・レイは、直接ヘンリから批評を受けたという。本作ではそうした批評の模様が描かれている。中央に立つ黒い背広の男が教師であることは明らかで、それがヘンリであるかは定かでないが、煙草を片手に悠然と作品を眺める教師の姿態は、簡素ながらも見事に捉えられている。下部には真新しい「man ray」のサインも見られる。
ARTIST作家解説
マン・レイ
Man Ray1890-1976
アメリカの画家、写真家、造形作家。ダダ、シュルレアリスムの代表的作家。フィラデルフィアに生まれ、パリで没。マルセル・デュシャンらとニューヨーク・ダダの運動を起こした後、1921年パリに渡り、多くのシュルレアリスト(出会った当時はダダイストと呼んだ)と出会う。前衛写真の先駆者で、レイヨグラフやソラリゼーションの技法による実験的な作品を発表した。自由な発想、斬新な感覚、現代的な詩とユーモアをもって、絵画、版画、写真、彫刻、オブジェなど、ジャンルを超えた独創的な作品を残した。
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INFORMATION作品情報

2004年1月23日 (金)~4月4日 (日)
モダニズムへの転換:マン・レイ初期の作品 テラ・アメリカンアート美術館(アメリカ、シカゴ)
2003年9月20日 (土)~11月20日 (木)
モダニズムへの転換:マン・レイ初期の作品 ジョージア美術館(アメリカ、ジョージア州アセンズ)
2003年2月16日 (日)~8月3日 (日)
モダニズムへの転換:マン・レイ初期の作品 モントクレア美術館(アメリカ、モントクレア)
1998年4月4日 (土)~6月1日 (月)
マン・レイ展 ザルツブルグ州立ルペルティヌム美術館(オーストリア、ザルツブルグ)
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