1553-59年頃/油彩、板
43.0×28.7cm
西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで
会期:2025年04月12日 (SAT)~2025年06月22日 (SUN)
東京富士美術館:新館・常設展示室2
西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで
会期:2025年07月12日 (SAT)~2025年09月15日 (MON)
東京富士美術館:新館・常設展示室2
SUMMARY作品解説
アンリ2世(1519—59)は、父フランソワ1世のあとを受けて1547年に王位についた。父の政策を引き継ぎ、イタリアの支配権をめぐって、ハプスブルク家を相手にイタリア戦争を続けたが、1559年和約を結んだ。芸術の面では、外国人芸術家の主導によるフォンテーヌブロー派を育成した前王のあと、イタリア・ルネサンスを指向するフランス独自の典雅な様式を育んでいる。これはアンリ2世様式と呼ばれ、絵画ではクルーエ父子が大きな役割を担った。 フランソワ・クルーエは、父であるジャン・クルーエのもとで修行し、父の死後、その跡を継いで1541年に宮廷画家となっている。本作のように、精緻で端麗な描写の肖像画を残した。
ARTIST作家解説
フランソワ・クルーエの工房
Workshop of François ClouetBefore 1522-1572
フランスでルネサンス期に活躍したフランドル出身の家系の画家。父ジャン・クルーエの死後、その跡をついで1541年に宮廷画家となり、歴代のフランス国王─フランソワ1世、アンリ2世、フランソワ2世、シャルル9世に仕えた。肖像画において精緻で端麗な格調高い描写を残している。代表作には《フランス王妃エリザベート・ドートリッシュ》《ピエール・キュートの肖像》(いずれもルーヴル美術館蔵)などがある。
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