1533年/テンペラと油彩の混合技法、板から移されたカンヴァス
37.8×39.5cm
西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで
会期:2025年01月11日 (SAT)~2025年03月23日 (SUN)
東京富士美術館:新館・常設展示室2
西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで
会期:2025年04月12日 (SAT)~2025年06月22日 (SUN)
東京富士美術館:新館・常設展示室2
SUMMARY作品解説
クラーナハはアルトドルファーらと並ぶドナウ派の巨匠で、1505年にザクセン選帝侯フリードリヒ賢侯に招かれてヴィッテンベルクの宮廷画家となり、肖像画や祭壇画を制作している。3代にわたるザクセン選帝侯に仕え絵を描いたが、ここに描かれたのはクラーナハが最後まで忠誠を誓った3代目のヨハン・フリードリヒ豪胆公(在位1532—47年)の若き日の気力に満ちた肖像である。作者の高い写実の技術、深い心理描写など、鋭い眼によって、モデルの男性的で特異な風貌や豪放な性格がよく映し出されている。この右向きの半身像は、もと二連式絵画(ディプティク)の左側の一部分であったと思われる。
ARTIST作家解説
ルーカス・クラーナハ(父)
Lucas Cranach the Elder1472-1553
ドイツ・ルネサンスの画家。アルトドルファーらと並ぶドナウ派の巨匠。1505年にザクセン選帝侯フリードリヒ賢侯に招かれてヴィッテンベルクの宮廷画家となり、肖像画や祭壇画を制作。1508あるいは09年頃にフランドルを旅行し、ルネサンスの絵画様式に触れて、はじめて裸体のヴィーナスを描いた。のちにこの細く長身の女性像にみられるような独特の様式で知られる。賢侯の死後も、堅忍侯、豪胆公と3代にわたって仕え、特に豪胆公の下ではルター思想の影響を受けている。
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INFORMATION作品情報
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2018年10月23日 (火)~12月23日 (日)
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1992年10月16日 (金)~11月5日 (木)
西洋絵画名作展—ルネサンスから印象派、20世紀の絵画 中国美術館(中国、北京)
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