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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

白磁緑彩龍文鉢 Bowl with Incised Design of Dragons, Over-glaze Green

明・弘治年間(1488-1505)/

高8.7cm、口径20.0cm、底径8.1cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

立ち上がり部からそのまま直線的に口縁部にいたる鉢。永楽年間(1403~24)に始まる白磁緑彩は、素地に線刻した文様部分を露胎として1次焼成した後、文様部分に緑釉を掛け低火度焼成。この作品は、底部内面に五爪の団龍文、波濤文、雲文、外面に五爪の飛龍文、雲文が配され、龍文と雲文は緑彩されている。龍の髭や五爪は透明釉の上に緑彩で描かれている。底裏には、ニ重圏線内に3字2行の青花銘。

ARTIST作家解説

景徳鎮窯

Jing-de-zhen Ware

五代時代から今も続く窯。窯跡は、江西省景徳鎮市一帯に分布。五代時代には、青磁・白磁が作られ、長江以南で発見されている最古の白磁窯。北宋時代には、いわゆる青白磁を完成させる。元時代には白磁が主流となる。元時代後期には青花磁器を生み出し、以後中国を代表する窯業地に発展。明時代には「御器廠」と呼ばれる官窯が置かれ、青花磁器とともに本格的な五彩磁器も作られるようになる。清時代には、粉彩磁器が開発された。なお、明時代後期から清時代前期には、民窯で青花磁器(芙蓉手・古染付・祥瑞)、五彩磁器(天啓赤絵・色絵祥瑞)など多種多様な磁器が生産され、ヨーロッパをはじめ各地に輸出された。

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