三彩筋文壺 Jar, Three-colour Glazes
唐(7-8世紀)/
高22.3cm、口径11.3cm、胴径22.2cm、底径11.4cm
SUMMARY作品解説
三彩陶器は初めに高火度で素焼きし、その後に鉛釉を施釉して800度前後の低火度で再焼成している。河南省鞏義窯跡の発掘で素焼き、施釉したもの、再焼成した三彩が出土している。この三彩は緑釉、褐釉、藍釉を縦縞に掛け、さらに緑釉のなかに白い花形の円文を散らせている。白い円文は蝋を掛けて釉をはじいたと考えられたが、最近の河南省鞏義窯跡の調査で、模様を円文に描いていることが確認された。