青磁刻花蓮弁文多嘴壺 Jar with Multiple Spouts and Carved Design of Lotus Petals, Celadon
北宋(11世紀)/
高33.3cm、胴径18.7cm、底径13.9cm
SUMMARY作品解説
多嘴壺とは、肩から5、6本の管が上方に立ち上がった、墳墓に埋葬するための壺。この壺は、胴部を5段に区切り、各段には蓮弁文がやや粗く彫り出される。蓋は4つの花弁形に区切り、その中心に蕊(しべ)をかたどった摘みが付く。多嘴壺が製作された北宋時代中期は、越州窯が急速に衰え、代わって龍泉窯が発展し始める過渡期にあたることから、現時点で生産窯を特定することは難しく、越州窯や龍泉窯を含む浙江省周辺の製品である可能性が考えられる。
INFORMATION作品情報

出品歴
2012年9月8日 (土)~11月25日 (日)
中国陶磁名品展 兵庫陶芸美術館(兵庫、篠山市)
1994年10月12日 (水)~11月23日 (水)
中国の陶磁 東京国立博物館(東京、台東区)