灰陶加彩雲気文双耳壺 Jar with Two Handles and Design of Clouds, Painted Earthenware
前漢後期(B.C.1-A.D.1世紀)/
高59.2cm、口径21.0cm、胴径41.0cm、幅42.0cm、底径23.4cm
SUMMARY作品解説
焼成前に文様を描いている彩陶に対し、この壺は焼いた後に施文している。土器の上に、赤、灰、紫などの絵具で、雲気文、鋸歯文などの文様を描いている。華北の戦国時代の墓にはこうした金属器、漆器を写した土器が副葬されることが多い。秦始皇帝兵馬俑も全身に彩色されていた。華南の漢墓からは加彩土器は少なく、灰釉陶器がそれに代わることが多い。