灰釉刻花鳥文双耳壺 Jar with Two Handles and Incised Design of Flower-and-bird, Ash Glaze
後漢(1-2世紀)/
高38.7cm、口径15.4cm、胴径30.8cm、底径16.5cm
SUMMARY作品解説
緑釉双耳壺と同じ形の炻器の壺。緑釉双耳壺は頸がきわめて短いが、この壺は筒形の頸部に、ラッパ形の口縁が伸びる。施釉は肩だけで、3段の突帯のなかに、線文で鳥を意匠化した文様を巡らせている。このタイプの灰釉陶器は浙江省杭州近郊の窯で作られている。いわゆる原始青磁を焼いた窯と同じ地域であるが、後漢時代後期にはこのタイプの炻器は姿を消す。