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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

岩の多い海岸の難破船 A Wreck at the Rocky Seaside

18世紀後半/油彩、カンヴァス

100.0×130.0cm

展示中

西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで

会期:2025年07月12日 (土)2025年09月15日 (月)

東京富士美術館:新館・常設展示室2

西洋絵画 ルネサンスから20世紀まで
会期:2025年10月04日 (土)2026年01月18日 (日)
東京富士美術館:新館・常設展示室2

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

ピルマンは、最初、画家であった祖父の弟子、ダニエル・サラバ(1666—1748)に習い、ヴァトーやブーシェに連なるロココ様式の風俗画を制作。その後、数年間、ゴブラン織り工場でテキスタイルの図案を手がけた後、ポルトガル、スペインの両国でロココ風絵画とシノワズリー装飾の分野で活躍した。 ポルトガル王の専属画家の地位を断ったピルマンは、続いてロンドンで約10年間、風景画に取り組むと共に、幻想画を多く制作している。1761年以降、広くヨーロッパ各国で活発に活動した。 1775年以降、それまでの作品を特徴づけていたシノワズリー趣味が影を潜め、ダイナミックで劇的な自然描写への傾向が強まっていく。本作品も、激しい雨と荒れ狂う海を舞台に、劇的な身振りの人物を点景として配置することで、圧倒的な自然の力を表現しており、ロココ風の繊細な美から距離をおいた造形感覚を感じさせる作品となっている。 ピルマンの2番目の妻アン・アランを含む多くの版画家が彼の作品の版画化に取り組み、1767年と72年には、それぞれ130点と120点から成る版画集も出版されている。

ARTIST作家解説

ジャン=バティスト・ピルマン

Jean-Baptiste Pillement1728-1808

同じ作家の作品一覧

INFORMATION作品情報

出品歴

2020年5月26日 (火)~8月16日 (日)

フランス絵画の精華 ー大様式の形成と変容 大阪市立美術館(大阪、大阪市)

2020年2月4日 (火)~3月29日 (日)

フランス絵画の精華 ー大様式の形成と変容 九州国立博物館(福岡、太宰府市)

2016年7月9日 (土)~8月28日 (日)

巨匠たちの競演 西洋絵画の300年〜ヴァン・ダイク、ドラクロワ、モネ、シャガール 長野県信濃美術館(長野、長野市)

2015年6月27日 (土)~8月30日 (日)

美の饗宴 西洋絵画の300年―バロック、ロココからエコール・ド・パリまで 八幡浜市民ギャラリー(愛媛、八幡浜市)

2015年4月29日 (水)~6月21日 (日)

美の饗宴 西洋絵画の300年―バロック、ロココからエコール・ド・パリまで 徳島県立近代美術館(徳島、徳島市)

2003年4月18日 (金)~5月25日 (日)

美の巨匠たち 西洋絵画〜400年〜 福岡市美術館(福岡、福岡市)

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