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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

座る浴女 Bathing Woman Sitting

1905年頃/エッチング

21.9×13.7cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

この版画のもととなるデッサンは1881年に描かれ、同じ年に同構図の油彩画《水浴する女》(スターリング&フランシーヌ・クラーク美術研究所蔵)が描かれた。翌1882年にも同じ構図の作品(個人蔵)が描かれていて、ルノワールお気に入りのモデルであったことがわかる。それもそのはずで、彼女は1885年に妻となるアリーヌ・シャリゴであった。甘美な表情、長い髪、そしてふくよかな肢体をもつ婦人の表現は、いかにもルノワール的である。

ARTIST作家解説

ピエール=オーギュスト・ルノワール

Pierre-Auguste Renoir1841-1919

フランス中西部のリモージュに仕立屋の息子として生まれた。はじめ磁器の絵付け職人を志すが、後に絵画の道を目指す。20歳の頃、シャルル・グレールのアトリエでクロード・モネやアルフレッド・シスレーらと出会い、印象派の技法をとり入れ、戸外の光に包まれた人々の姿を描いた。1881年のイタリア旅行以降はラファエロ・サンティに傾倒し、「アングル風」といわれた明確な描線と寒色を基調とする画風に転じるが、1890年頃には柔らかみをそなえた彼独特の女性像の確立する。晩年は、南フランスのカーニュに定住し、裸婦をテーマに独自の甘美な世界を画面に創造し続けた。

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