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COLLECTION DETAILS収蔵品詳細

刀 銘 藤原清人作/元治元十月四日於伝馬丁太々土壇拂山田吉豊 Katana: Signed ‘Fujiwara Kiyondo Saku’ / ‘Genji Gan Ju-gatsu Yokka Denmacho ni oite Taitai Dodanbarai Yamada Yoshitoyo’

武蔵 江戸時代末期 元治1年(1864)/鉄、鍛造

刃長72.3cm、反り1.6cm

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教育 非商用 商用

SUMMARY作品解説

本作は、大鋒で反りの浅い典型的な幕末の打刀姿。鍛えは大和伝の力強い柾目肌。刃文は、直刃で刃縁は明るく冴える。長寸の茎には、表に作者銘、裏に年紀と裁断銘がある。裁断銘には、伝馬丁の獄舎において切れ味鋭く土壇場まで切れ込んだ旨が記されている。因みに、斬り手は、幕府の試御用役の山田浅右衛門家8代目の吉豊(天保10年~明治15年)である。

ARTIST作家解説

清人

Kiyondo

清人は、文政12年生まれ、野鍛冶から身を起こし、嘉永5年、26歳で源清麿の弟子となり、慶応3年6月、豊前守を受領、庄内藩工となる。師匠の清麿没後は、兄弟子が去って行く中で唯一人報恩の念厚く、残された清麿の借財を完済した人物でもある。初期の作風は師清麿同様に馬の歯風の互の目乱に足がよく入った刃文を焼くが、後には柾目肌に直刃を焼くなど、師には見られない新境地を打ち出している。

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INFORMATION作品情報

出品歴

2018年1月13日 (土)~2月12日 (月)

鐡華繚乱-ものゝふの美 徳島市立徳島城博物館(徳島、徳島市)

1991年8月10日 (土)~10月20日 (日)

日本美術の名宝展 スコットランド王立美術館(イギリス、エディンバラ)

1990年9月26日 (水)~12月9日 (日)

日本美術の名宝展 スウェーデン国立東洋美術館(スウェーデン、ストックホルム)

1990年3月3日 (土)~4月10日 (火)

日本美術の名宝展—日本の美とこころ— アルゼンチン国立美術館(アルゼンチン、ブエノスアイレス)

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